今回は賃貸から持ち家に変える時の注意点についてです。
賃貸か持ち家かという永遠のテーマがありますが、今回はそれには触れず賃貸から持ち家に変えようと考えている方向けのコラムになります。
また、どういう家を買うかについても今回は触れません。
さあ、自分の家を持つぞ!と意気込む時に、後悔しないために注意点をまとめています。
賃貸はいつでも解約できるが、持ち家はローンを組んでいる場合、解約はできない。 持ち家は人に貸す、売る、老後までずっと自分で住むなど利用の幅が広い。 この2点は非常に大きな違いです。 一見、持ち家のほうがメリットが大きいように見えますが固定資産税、物件の維持管理、相続など賃貸の時にはなかった面倒なこともたくさんあります。 このあたりをしっかり理解した上で切り替えをするべきです。 何となく家賃を払いたくないという理由で前のめりに持ち家に変えると大きな失敗になりかねません。
2. 賃貸から持ち家に変えるタイミングについて
大事なのはお金の計画について、です。 全額ローンで頭金0円で家が変えるとよく言われていますが、家を買うということは引越しや、新しい家具家電の購入なども当然発生します。新しい家になると、「長く住むんだから」とか言って良い物を買ってしまうんです。その分高くなります。 つまり貯金0円ではできないということです。 最低限、引越しと家具家電の費用、そして万が一買った家に不都合があり住めなくなることも考え、再引越しの費用も備えておきたいです。 水道が故障している、家の修理が終わっていない等で予定日から住めないなんてことはよくあります。
3. 出口戦略を考えているか?
出口戦略という少し慣れない単語を使いましたが、この言葉が一番しっくりきます。 家を買う前に、数十年先まで見据えられているかどうかが、後々ボディーブローのように効いてきます。 オーソドックスにローンを払い終わったら老後も自分で使おうと考えて、買う家を選んだのか、 もしくはローンの途中でも賃貸として運用して、また次の家を借りて賃貸として運用して、どんどん投資に回していこうと考えているのか、はたまた何も考えていないのか。 転勤の可能性があるから、自分が住まなくなった時に売れやすい家を買う、など先を見据えられているかが重要です。