リゾート地の不動産は投資に向かないと言われることがよくある。
しかし、本当にそうだろうか?
リゾート地の不動産投資で利益を出している友人がいるため、違和感がありパターン別に考察してみることにした。
一般的には大きく3つことを言われることが多い。
1.リゾート地というだけで実際には需要がない場合がある。
リゾート地だけあって普段とは馴染みのない場所にあるため、その場所にある不動産にどういう需要があるか想像しにくい。
しかし、リゾート地というだけで何となく需要があるんじゃないかと考えてしまう人も多いし、それにつけ込む不動産営業マンもいる。
結果的に観光用、居住用ともにあまり需要のない物件を購入しかねない。
2.不況時に弱い
不況になるとリゾートを含む贅沢支出は真っ先に削られる。
特にシーズンのみ別荘的な使われ方をする不動産は不況になった場合は売られやすい。
3.管理が難しい
リゾート地のため自宅からは遠い場所にあることが多い。
飛行機や新幹線、近い場合でも車で数時間かかる場所にあることが多いだろう。
当然、物件の管理は自分ですることは難しく、業者などに委託することになる。
不動産の状態が悪くなっていても気づくまで時間が掛かることが多いし、修繕をするにも立ち会いに行くのに時間と労力がかかってしまう。
2. リゾート地の不動産で成功している私の友人の事例
投資を始める前に上記3つの投資に向かない理由を聞くと、だめだと思ってしまうが逆にこの3点を解消すれば利回りの大きい不動産を見つけることができる場合もある。
私の友人の事例を紹介しよう。
友人の場合、最初は熱海でペンションを経営していた。
熱海には綺麗な海があり、夏は若い観光客で賑わっている。
宿泊客が主な客であり、シーズンは限られるが確実な需要がある。
また、物件の管理も2,3年経営して慣れたところでバイトに全てやらせていた。
間髪いれず物件を2,3と増やしていった。
熱海で成功した彼は長野のスキー需要のある場所にあるペンションを買い、宿泊客向けに経営し、こちらも成功した。
熱海の時と同様に、慣れたところでバイトに全てをやらせていた。
そうして彼は夏は熱海、冬は長野で遊びながら稼いでいくようになっていった。
自由な時間が少ないサラリーマンには彼のような経営方法は難しいかもしれないが、
既に独立していて時間の融通が利く場合はリゾート地の不動産も夢があっていいかもしれない。
3. まとめ
リゾート地の不動産投資で成功している人の特徴は確実な需要が分かっていて、かつ管理するための時間があるもしくは協力者がいることだ。
観光客向けの不動産であれば不況でもそこまで大きな下振れはない。
東南アジアのリゾート地についても書きたかったが国内と環境が違いすぎるため今回は省かせて頂く。